ご挨拶 令和5年3月7日

 この度、任期最後の定例会が閉会いたしました。
 この4年間、広島県議会では、厳しい財政状況の中、新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、県民の安全・安心の確保や県土の強靱化、県経済の活性化や中山間地域の振興など、県政の重要課題に対応するため、議決機関として最善を尽くしてまいりました。
 県議会の活動に、ご理解、ご協力をいただいた県民の皆様に感謝申し上げます。
 さて、社会・経済に大きな影響を及ぼしたコロナ禍も、5類感染症への移行により、日常を取り戻す重要な転換点を迎えており、今後は、ウイズコロナの下での経済回復を一層、加速していかなければなりません。
 また、ロシアによるウクライナ侵略は2年目に入り、核による威嚇が繰り返される中、G7サミットが、平和を発信し続けてきた広島の地で開催される意義は、ますます高まっております。
 こうした中、この度の2月定例会において、アフターコロナにおける経済の発展的回復やサミットの推進などに取り組む来年度の当初予算を可決しました。
 県議会といたしましては、活力ある社会・経済活動を取り戻し、将来に向けて本県経済を持続可能で一段高い成長軌道に乗せられるよう、当局と連携を図りながら全力で取り組んでまいります。