県民の皆様には、日頃より県議会の活動に御理解と御協力をいただき、心より感謝申し上げます。
さて、我が国の経済は、緩やかな回復が続く中、賃金と物価の好循環が回り始め、成長型の新たなステージへ移行しつつあります。
今後は、デフレ時代に後戻りしないよう、施策を総動員し、持続的な成長を実現していかなければなりません。
一方、物価高や人手不足の影響は、幅広い分野に広がっており、成長型経済への移行に道筋をつけるためにも、厳しい状況におかれている方々への支援をしっかりと行っていく必要があります。
こうした中、この度の12月定例会では、電気・ガス料金や飼料価格の高止まりなどの影響を受ける方々への支援や、海外への販路拡大を図る企業への支援などが盛り込まれた補正予算を可決しました。
また、これまで様々な観点から幅広く議論を行ってまいりました宿泊税につきましては、宿泊税条例を可決し、導入することといたしました。
今後は県民の皆様をはじめ、県内市町や宿泊事業者、広島を訪れる方々などの御理解を得ながら円滑な制度運用が図られ、本県が目指す「観光立県」を実現することにより、県経済の成長・発展につながっていくよう県当局と議論を行ってまいります。
広島県議会といたしましては、今後も県民の皆様の声に耳を傾け、安全・安心で豊かな県民生活を実現するとともに、本県経済を持続可能で一段高い成長軌道に乗せられるよう、全力を尽くしてまいります。