ご挨拶 令和4年2月15日

 平素から、全ての県民の皆様、事業者の皆様には新型コロナウイルスの感染拡大防止の取組に御協力いただき、心より感謝申し上げます。  

 ご案内のとおり、令和元年の参議院議員通常選挙における河井夫妻による買収事件について、検察審査会が、本県議会議員を含む35名を「起訴相当」とするなどの議決をいたしました。

 県議会として、このことを重く受け止め、改めて、議員一人一人が襟を正し、より一層、高い倫理観を持ち続け、県議会全体で県民の信頼回復に全力で取り組んで参りたいと考えております。

  さて、新型コロナウイルスの感染者が国内で初めて確認されて以来、2年にわたる感染拡大防止に向けた長い戦いが続いております。

 本県においては、オミクロン株の急拡大により、厳しい状況が続いており、未だ感染の収束が見通せない状況にあります。

  これにより、医療だけでなく、交通や介護、ごみの収集など暮らしのインフラにも影響が及びつつあり、今後、まん延が長期化すれば、感染者や濃厚接触者の大量欠勤などにより、社会経済活動が麻痺することも懸念されます。

 また、長期にわたる感染拡大防止対策などにより、厳しい状況にある地域経済の立て直しは急務であります。

  このため、検査・治療体制の強化や、3回目のワクチン接種の推進などにより、感染拡大防止を図るとともに、コロナ禍の影響を受ける事業者の皆様への支援や、アフターコロナを見据えた企業の取組への支援などにより、社会経済活動の回復・発展に取り組んでいるところであります。

  広島県議会といたしましては、県民の皆様の平穏な日常生活と、活力ある経済を取り戻せるよう、引き続き、コロナ対策をはじめ、経済の再生や地域の活性化、県土強靱化など、県政の様々な課題に全力を尽くしてまいります。

議長・知事会談(県庁第一会議室にて)