令和5年の新春を迎え、県民の皆様に謹んでお慶びを申し上げます。
旧年中は、広島県議会の活動にご理解とご協力を賜り、心より感謝を申し上げます。
さて、昨年は、新型コロナウイルス感染症対策に加え、原油価格・物価高騰対策などに追われる1年でありましたが、一方で、ウイズコロナが新たな段階に移行し、社会・経済活動の正常化が進んだことにより、県民生活や県経済には明るい兆しが見え始めております。
引き続き、感染の拡大や、物価高騰の長期化、世界経済の減速懸念など、予断を許さない状況にありますが、景気回復をより確かなものとするため、流行の波を抑制しつつ、将来の発展に資する取組を加速していかなければなりません。
また、今年5月に開催されるG7広島サミットにつきましては、力強い平和のメッセージの発信に加え、自然や文化、産業など本県の魅力を世界にアピールする絶好の機会であります。
会議の成功はもとより、サミットの経済効果が、県内各地に幅広く行き渡り、サミット後もその効果を活かせるよう、オール広島で準備を進めていく必要があります。
県議会では、昨年の12月定例会において、物価高騰対策など足元の対策に加え、G7広島サミットの推進や、アフターコロナを見据えた社会・経済の発展的回復を図るための補正予算を可決しました。
県議会といたしましては、今年こそは、活力ある社会・経済活動を取り戻し、将来に向けて本県経済を持続可能で一段高い成長軌道に乗せられるよう、当局と連携を図りながら全力で取り組んでまいります。