ご挨拶 令和6年3月12日

 県民の皆様には、日頃より県議会の活動に御理解と御協力をいただき、心より感謝申し上げます。
さて、我が国は、30年にわたるデフレからの完全脱却に向けて、国の総合経済対策などが実施される中、賃上げに前向きな動きが見られるとともに、日経平均株価が約34年ぶりに史上最高値を更新し、バブル後を脱するなど、大きな転換点を迎えております。
 本県におきましても、来年度は、本格的な成長への好循環を実現していく上で重要な年であり、足元の物価高騰や深刻化する人手不足への対策を講じるとともに、持続的な賃上げ環境の整備や企業の成長を後押しする取組などにより、経済の回復をより確かなものにしていかなければなりません。
 また、人口減少・少子高齢化や若者の県外流出などの課題に対して、より効果の高い取組を推進するとともに、能登半島地震における課題などを踏まえて、県土強靱化や防災体制の整備など、ハード・ソフト両面にわたる防災・減災対策を一層強化する必要があります。
 この度の2月定例会では、本県の持続的発展に向けて、こうした課題などに注力する来年度の当初予算を可決しました。
 広島県議会といたしましては、安全・安心な県民生活を実現するとともに、本県を新たな成長のステージへ移行させられるよう、県当局と連携を図りながら全力を尽くしてまいります。