ご挨拶 令和5年7月4日

 県民の皆様には、日頃より県議会の活動に御理解と御協力をいただき、心より感謝申し上げます。
 また、G7広島サミットの開催に当たりましては、多大なる御支援、御協力をいただき、厚くお礼を申し上げます。
 おかげをもちまして、会議は無事閉幕し、本県にとりましても、世界中に平和や地域の様々な魅力を発信できるなど、大きな成果を挙げることができました。

 さて、本県では、新型コロナの5類感染症への移行や、G7広島サミットの開催効果などにより、景気は回復傾向にあり、今後は、この流れをより確かなものとしていかなければなりません。
 一方で、各国の金融引き締めによる世界経済の減速等も懸念される中、物価高騰の影響は依然として続いており、家計や企業経営を圧迫しております。
 こうした中、この度の6月定例会では、物価高騰により、厳しい状況に置かれている方々や、将来の成長を見据えて取組を進めている事業者の方々への支援などが盛り込まれた補正予算を可決しました。
 広島県議会といたしましては、県民・事業者の方々に、一日も早くこうした支援が届き、活力ある社会・経済活動を取り戻し、将来に向けて本県経済を持続可能で一段高い成長軌道に乗せられるよう、県当局と連携を図りながら全力を尽くしてまいります。
 また、今年の梅雨は、例年よりも早い5月中の梅雨入りとなり、他県では、すでに豪雨による甚大な被害が発生しております。
 今年も本格的な出水期を迎える中、県民の安全・安心を守るため、災害の備えに万全を期すとともに、引き続き、県土の強靱化や防災体制の強化に全力で取り組んでまいります。