ご挨拶 令和5年10月2日

 県民の皆様には、日頃より県議会の活動に御理解と御協力をいただき、心より感謝申し上げます。
 さて、我が国経済の喫緊の課題であります物価高騰は、依然として幅広い分野に影響を及ぼしており、為替相場の円安基調や原油高などが、一段の物価上昇や消費意欲の減退につながるおそれもあることから、今後も県民生活や企業経営をしっかりと支えていく必要があります。
 こうした中、この度の9月定例会では、物価高騰により、厳しい状況におかれている方々や、将来の成長を見据えて取組を進める事業者の方々への支援などが盛り込まれた補正予算を可決したところであり、引き続き、切れ目のない物価高騰対策を講じてまいります。
 一方、我が国は、30年以上続いたデフレ経済から脱却できるかどうかの転換点を迎えており、生産性の向上などにより、力強い経済成長と持続的な賃上げを実現し、デフレ脱却を図っていかなければなりません。
 本県では、G7広島サミットの成果を持続・発展させるとともに、リスキリングの推進やスタートアップ企業の成長支援などにより、経済の発展的回復に取り組んでおり、広島県議会といたしましても、一日も早く活力ある社会・経済活動を取り戻し、将来に向けて本県経済を持続可能で一段高い成長軌道に乗せられるよう、県当局と連携を図りながら全力を尽くしてまいります。