ご挨拶 令和6年1月1日

 令和6年の新春を迎え、県民の皆様に謹んでお慶びを申し上げます。
 旧年中は、広島県議会の活動にご理解とご協力を賜り、心より感謝を申し上げます。
さて、昨年は、新型コロナの5類感染症への移行により、3年あまりにわたって続いた多くの制約が解除されるなど、人々が日常を取り戻す重要な転換点となりました。
 これにより我が国の経済は、社会・経済活動の正常化が進み、個人消費や生産の回復に加え、30年ぶりの高い水準の賃上げや、企業の投資意欲の高まりなど、前向きな動きが生まれてきております。
 一方で、物価上昇の影響に加え、中国経済の動向や中東情勢などが、景気の下押しにつながることも懸念されており、本県経済の回復をより確かなものとするためには、今後も足元の物価高騰の影響などに機動的に対応するとともに、将来の成長に資する取組を一層加速していかなければなりません。
 こうした中、昨年の12月定例会では、物価高騰対策に加え、ポストコロナを見据えた企業の取組や人手不足に対する支援のほか、持続的な賃上げの環境整備を図る事業などが盛り込まれた補正予算を可決しました。
 広島県議会といたしましては、一日も早く活力ある社会・経済活動を取り戻し、将来に向けて本県経済を持続可能で一段高い成長軌道に乗せられるよう、県当局と連携を図りながら全力を尽くしてまいります。